レイバン オリンピアンI DX 珍しいブラック ボシュロム製

レイバンサングラスは、シリーズ分けがされていました。オールディーズ、クラシックメタル、ウェイファーラー、トラディショナルなどです。 今回出品のオリンピアンI DX(ワン・デラックス)は、 オールディーズ コレクションでした。ウェイファーラーをはじめ、古くからそのままのデザインが多いレイバンの中で、オールディーズ コレクションは特に古い1960年代のデザインを強調したもので、シグネット、ラウンドメタルなどが同シリーズです。しかも２０２２年の今でも、多くは、全く同じデザインのまま生き残っています。  オリンピアンには、I、II、IIIがあり(その後他のバリエーションも出ましたが、短期で終了しました)、それぞれにメタルとプラスティックのコンビのものと、名称にDXの付いた全て金属のものとがありました。オリンピアンIはレンズの周り(リム)がプラスティックで、DXが付いている今回のものは、全て金属となります。ちなみに、レンズは同じで、全てプラスティックフレームはオリンピアンの名ではなく、バロラマ(BALORAMA)という独立した名が付いていました。最近の映画「フォードvsフェラーリ」でドライバーのケン・マイルズがかけているものです。 オリンピアンIの特徴は、何といってもレンズカーブです。9カーブのカーブの深いレンズです。通常のメガネ、レイバンサングラスの多くは、4カーブです。9カーブは目の側面まで回り込んでいます。ガラスレンズでここまできついカーブは珍しいです。 そのため、東洋人の場合、メタルとプラスティックのコンビのIまたは、バロラマでは、フレームの両端が顔に当たり、鼻当てが顔に届かず、まずかけられません。DXは調整可能な独立した鼻当てがあるのとフレームが金属のため、調整可能です。 特徴的なデザインと、9カーブのレンズで強烈な個性です。 また、テンプルはヘルメットを被ったまま装用できるようにストレートタイプになっています。 １９６９年の映画「イージーライダー」でピーター・フォンダがかけていたことでも有名です。その当時のフレームに今回出品のもののレンズが加工無しで、そのまま入ります。つくづくレイバンは同じものを長期間作るものだと、感心します。   今回出品のものは、フレームがブラックです。I DXは長期間販売され、人気もあったため、このヤフオクはじめ他のオークションでも多く見かけますが、ブラックは非常に珍しいです。1990年代にカラー追加として出ました。ゴールドが圧倒的に多く、このブラックは1/10以下の数と思います。   全くの未使用、長期保存品です。プラスチックフレームと違い、劣化する部品が無いので、また、ゴールトは多少艶が失われますが、ブラックは、それがありません。きれいです。 出品に際して、検品しましたが ・型崩れありません。 ・レンズにキズ等はありません。 ・テンプルのガタ、蝶番のゆるみありません。 ・錆ありません。   ケースはペラペラのプラスティックですが、純正です。年代によって、ソフトな素材のケースも存在しますが、今回は、クッションの無い最初期のケースです。   また、余計なお世話ですが、昔にデザインされて、全く変わらずに作られてきたものは、作りが華奢です。毎日かけるメガネに比べて驚くほど繊細です。もし落札、入手された方は、大事に扱ってください。
画像で、参考の為に、出品以外のサングラスが出ていますが、誤解しないでください。出品は、ブラック オリンピアン IDX 一本のみです。