管理番号 | 新品 :90898215 | 発売日 | 2024/02/24 | 定価 | 28,000円 | 型番 | 90898215 | ||
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カテゴリ |
エローラ石窟寺院 佐藤宗太郎 日本語版限定1000部
.☆.・∴.・∵☆:*・∵.:*・☆.☆.。.:*,★ :*・∵.:☆.。.:*・:*・∵.☆:*・∵.゜ 佐藤宗太郎著 中村元序文 岡本太郎特別寄稿 佐鳥出版 1977年8月25日発行 日本語版限定1000部 36×26.5cm 445頁(内図版211頁)
古書 輸送箱に小キズなどあり。天部に僅シミ有。その他の状態は良好です。
<内容>
序文
自序
仏教窟群、ヒンドゥー教窟群Ⅰ、ヒンドゥー教窟群Ⅱ(カイラーサナータ寺院)、ヒンドゥー教窟群Ⅲ、ジャイナ教窟群の佐藤宗太郎による大判モノクロ写真210。
中平亘忠測量調査による第1窟から第34窟の平面見取図。
地図
特別寄稿
エローラ石窟寺院の考察。挿図163。
註記
図版解説
目録・英文リスト
- 中村元 序文より -
エローラの学問的研究がいままで非常に困難であった理由の一つは、窟院に銘文が何も記されていなくて、手がかりにとぼしいということである。ただ銅板銘文が一つ残っているだけである。しかし今や門戸が開かれた。この書にはエローラ寺院の全体の構造が正確にかつ詳細に再現されているし、写真は鮮明に出ているので、今後の研究のために、確実な資料を提供する。観賞する立場の人は、エローラ独特の美に打たれるであろう。
エローラ寺院には仏教の部分、ヒンドゥー教の部分、ジャイナ教の部分があり、この書はこの三つの部分に分けて編纂叙述してある。ここでは異なった宗教の寺院が併存して後代に伝えられたのであって、インド人の宗教観が西洋人のそれとは非常に異なったものであったことを無言のうちに示してくれる。エローラ窟院に仏教徒がいなくなってヒンドゥー教徒が寺院をつくるようになっても、そこの仏教寺院を破壊しなかった。最後にまたジャイナ教徒がいついて寺院をつくったけれども、従前からあった仏教やヒンドゥー教の寺院を破壊しなかった。かれらは文字どおり<寛容>を実践していた。異端や異宗教を迫害することが無かったから、<寛容>という語さえもつくられなかったのである。この点は、ヨーロッパ及び西アジアの場合とは根本的に相違している。
この書の学術的文化的意義は限りなく大きい。それは汲めども尽きぬ奥山の泉のようなものである。懇切な解説とともに、一つ一つの写真が読者を魅了し圧倒することであろう。
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