新修・徳川家康文書の研究・2冊/徳川義宣/本書は中村孝也博士著の徳川家康文書の研究の体裁を基準とし文書には句点・返り点を付した

新修・徳川家康文書の研究・2冊/徳川義宣/本書は中村孝也博士著の徳川家康文書の研究の体裁を基準とし文書には句点・返り点を付した

商品説明
新修・徳川家康文書の研究・2冊/徳川義宣/本書は中村孝也博士著の徳川家康文書の研究の体裁を基準とし文書には句点・返り点を付した

昭和58年 878P＋索引75P 平成18年 863P＋索引49P ゆうメール・レターパック規格外 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。

序?

故中村孝也博士の御偉業の一つに『徳川家康文書の研究』の大著のあることは、今さらあらためて記すまでもないであらう。昭和三十三年三月二十五日に上卷と中巻、同三十五年。 日に下卷之一、同三十六年の同月日に下卷之二、さらに逝去後の同四十六年六月三十日には遺集と、全五冊にのぼって日本學術振興會より發行され、昭和五十五年三月三十一日には の復刻本も同會より發行された。この御顛績により、中村孝也先生は昭和三十六年には 章、翌三十七年には日本學士院賞を受けられた。

先生の幅廣い御偉業あるいは御生涯から、德川家康の研究を切り離すことはできない。大正四年、まだ東京帝國大學大學院御在學中に、德川家康三百年祭記念事業の一つとして、久能山東照宮奉賛會の依嘱により「東照公傳」を早くも著され、以後同大學史料編纂所では『大日本史料』第十篇、即ち永隷十一年の織田信長上洛以降の編纂を搭當された。その後、東照宮三百年祭記念會より家康文書研究の委嘱を受けられ、成ったその稿は折からの戰中戰後の混乱期に在って公刊を見ぬまま、さらに研究は重ねられて三千五百通に達し、拾遺集を除く前記の 四那を以て公刊されたのである。

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