管理番号 | 新品 :30473438 | 発売日 | 2023/10/15 | 定価 | 120,000円 | 型番 | 30473438 | ||
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爽やか!/[高田力蔵・ポポロ広場の彫刻]/三越個展出品作
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高田力蔵
春陽会会員で西洋の名画の模写でも知られた洋画家高田力蔵は、10月31日午後10時25分、腹膜炎による心不全のため東京都板橋区の帝京大病院で死去した。享年92。明治33(1900)年10月18日、福岡県久留米市に生まれる。川端画学校に学び石井柏亭に師事。この頃フランスの画家アルベール・マルケに私淑する。昭和2(1927)年第14回二科展に「岬端風景」で初入選。以後同11年まで連年入選。同11年ベルリン・オリンピック芸術競技に出品し銅賞を受けた。同12年渡仏し、パリのアカデミー・グランショーミエールに学ぶ。また、ルーヴル美術館で古画を模写し、同13年パリ日本美術家展にアングルの「泉」、ブリューゲルの「乞食の群れ」の模写を出品して日本大使館より奨励賞を受ける。同14年第二次世界大戦勃発のため米国を経由して帰国。同15年春陽会会員となる。同17年、日本の祭礼を主題とするシリーズ制作にとりくみ、同17年「相馬の野馬追い」、同18年「鹿島神宮御船祭」、同19年「福岡県大善寺鬼夜祭」を描いて春陽会に出品する。同20年4月、戦火で東京のアトリエを焼失して郷里久留米に疎開。大分県の九重山飯田高原、久住高原の自然に魅せられて連作を制作。同33年東京三越本店で個展を開き九重山群の諸作を展観する。同37、39年にも同店で個展を開き、皇居周辺の風景画を展示。