管理番号 | 新品 :72800348 | 発売日 | 2024/04/30 | 定価 | 36,000円 | 型番 | 72800348 | ||
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額:縦71cm, 横81cm、木版画 縦48cm,横60cm。 メルヴィン・W・クラークはアメリカ デトロイト生まれ、NYで活躍したブラック・アメリカンのアーティスト(1944-2010)。 印象派のゴッホの素描や、メキシコのディゴ・リヴェラ、タマヨの 影響を受けて28才から、一念発起、制作活動を始め、全米各地及び ヨーロッパで個展を開いた作家。その作品は、NYの「現代美術館(MOMA)」やアムステルダムの「現代アフリカ美術ギャラリー」等の世界各地の美術館の収蔵品ともなっているユニークな現代版画家です。特に、NYのジャズの巨匠たちの演奏に触発されて製作した多数の版画が残されています。クラーク氏の制作技法は、一作品に一つの版木しか 使用せず、同時進行的に「彫る、プリント、又彫る、違う色でプリント」を繰り返し色を重ねて多色刷り版画を作ることで有名で、そのために1作品として作れる版画の数は少なく限られています。 (したがって、前の版に刷りの後戻りはできないので、「いつも真剣勝負」とご本人から説明をうけました。) この作品は、彼が、私の友人の友達であった関係で、1986年奨学金をもらったソーホーLower Manhattan Print Shopで版画を制作し、隣接の ダンスシアター・ワークショップ・ギャラリーで1990年10月に開催されたクラーク氏の本格的な個展で私がクラーク氏から直接買い求めた作品の一つ。 偶々、私がこのシリーズ(100枚)の作品の第一号の買い手となったので100枚製作されたうちのedition番号1番という記念に残る作品を譲ってくれたもの。私の書斎に20年以上飾られていましたが、この度部屋のリニューアルで模様替えをすることにし、出品させていただき ました。求めた時は、割と結構なお値段だったと思いますが、いくらで購入したか全く記憶がありません。また、この作品がどのジャズ・ トリオをモデルにしたのかはその時に、ほかの話に夢中になって しまい、聴きそびれましたが、いつ眺めても何かジャズの演奏が 聞こえてくるような気がして好きでした、ジャズのお好きな方には しゃれたインテリアとしておすすめかと存じます。本人は2010年に 亡くなった由で、今やレアものになっています。